春日部で発達障害児と楽しめる遊び場・公園ガイド

2025.04.14

こんにちは！埼玉県春日市にあるMETKIDSクリニック春日部です。今回は、「春日部で発達障害児と楽しめる遊び場・公園ガイド」についてお話をしていきます。子どもたちの笑顔が輝く時間を、地域で楽しく過ごせるよう、親子で安心して行ける場所をご紹介します。

発達障害児にとっての“遊び”の大切さ

発達障害をもつお子さんにとって、遊びの時間は単なる気分転換ではありません。体を動かしたり、自然に触れたりすることは、感覚の発達や社会性を育むうえでもとても重要です。ルールを理解する力や、順番を待つ練習にもつながることがあり、日常生活で必要なスキルを遊びの中で学ぶことができます。

とはいえ、刺激に敏感だったり、大勢の中では不安になりやすかったりするお子さんの場合、どこでも気軽に遊べるわけではありません。そのため、静かで落ち着ける空間や、見通しの良い構造の遊び場など、本人に合った環境を選ぶことがポイントになります。

まず大切なのは、「広すぎず」「見通しがよく」「混雑しにくい」ことです。視覚や聴覚に過敏なタイプのお子さんは、にぎやかな場所や突然の大きな音にびっくりしてしまうことがあります。そのため、遊具の種類や位置が分かりやすく、保護者の目が届きやすい公園が安心です。

また、遊具の形や素材にも注目しましょう。金属製でなく木製のすべり台や、柔らかい地面がある場所は、感覚的にも安心しやすい傾向があります。水飲み場やトイレの位置がわかりやすいかどうかも、落ち着いて過ごせるかどうかに関わってきます。

春日部市内には、発達障害児でも安心して遊べる工夫がある公園がいくつかあります。まずご紹介したいのは、「庄和総合公園」です。ここは広すぎず、緑も多くて静かな場所にあり、ふわふわのクッション地面が特徴の遊具エリアがあります。刺激が少ない空間で、ゆったりと遊びやすいのが魅力です。

次におすすめなのが、「内牧公園」です。大きな芝生広場があり、好きなペースで体を動かすことができます。固定された遊具も、急な動きが少ないものが多く、慎重なお子さんでも挑戦しやすい構造になっています。また、保護者用のベンチも多く配置されているため、付き添いの方にとっても安心できる環境です。

最後は「春日部第1児童センター（エンゼル・ドーム）」です。こちらは屋内施設ですが、滑り台やボールプールなど、発達に合わせて選べる遊びが充実しています。雨の日でも身体を動かせるだけでなく、職員の方が優しく声をかけてくれるため、人との関わりが苦手なお子さんにとっても良い経験の場になります。

春日部には屋内の支援施設も整っており、天候や季節に左右されずに遊びを楽しむことができます。「子育て支援センターかすかべ」では、発達の悩みをもつ保護者向けの交流スペースも設けられており、同じような経験をしている人たちとつながるきっかけにもなります。

また、民間の室内遊び場「モーリーファンタジー」などでも、比較的静かな時間帯に訪れることで、無理なく楽しむことができます。こうした施設では、イヤーマフやタオルなどで感覚刺激を調整する工夫をすると、より安心して過ごすことができます。

発達障害のあるお子さんとの外出では、急な予定変更や混雑など、思い通りにいかないこともあります。そんなときは、「今日はここで遊ぶよ」と事前に写真や地図で説明したり、行く前に一緒に動画を見てイメージを共有することで、心の準備がしやすくなります。

また、遊び終わる時間もあらかじめ伝えておくと、「まだ遊びたい！」という気持ちを切り替えるきっかけになります。時計やタイマーを活用するのもおすすめです。

子どもの遊びを見守る中で、保護者の方が一人でがんばりすぎないことも大切です。外の空気を吸って、子どもと一緒に笑える時間を増やすことで、親自身も少しずつリフレッシュできるはずです。

春日部には、発達障害のあるお子さんが安心して楽しめる遊び場がたくさんあります。広すぎず、見通しが良く、感覚にやさしい工夫がされている場所を選ぶことで、親子ともに無理なく遊びの時間を楽しめます。

「うちの子には難しいかも…」と思っていた場所でも、少しずつ慣れていくことで新しいお気に入りになるかもしれません。地域の施設や人とのつながりを上手に使いながら、親子で笑顔の時間をふやしていきましょう。

METKIDSクリニック春日部は、地域のご家庭とともに、子どもたちの健やかな成長をサポートしてまいります。