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発達障害の子が苦手なことを克服するには?家庭でできるトレーニング

2025.04.26

こんにちは!埼玉県新百合ヶ丘にあるMETKIDSクリニック新百合ヶ丘です。今回は、「発達障害の子が苦手なことを克服するには?家庭でできるトレーニング」についてお話をしていきます。

お子さんの「苦手」は、成長とともに少しずつ変化します。家庭でできることを知ることで、親子の毎日がもっとスムーズになるかもしれません。

目次

  1. 発達障害の子が苦手と感じやすいこととは
  2. 苦手なことを「できるようにする」ではなく「得意を伸ばす」考え方
  3. 家庭でできるトレーニングの基本
  4. 実際に取り入れやすいトレーニング例
  5. トレーニングを続けるために大切なこと
  6. まとめ
  7. 🌱初診をご希望の方へ]

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発達障害の子が苦手と感じやすいこととは

発達障害と一言で言っても、その特性は一人ひとり異なります。ですが、共通して「苦手」と感じやすいことにはいくつかの傾向があります。たとえば、注意を長く保つことが難しかったり、感情のコントロールに苦労したり、集団行動の中でルールを守ることに戸惑いを感じたりすることがあります。

また、手先の不器用さから文字を書くことや工作が苦手な子もいれば、言葉のキャッチボールがうまくできず、友達とのやりとりにストレスを感じる子もいます。これらの「苦手」は、本人にとって日常生活そのものが困難になってしまう原因となることも少なくありません。

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苦手なことを「できるようにする」ではなく「得意を伸ばす」考え方

保護者の方からはよく、「この苦手をどうにか克服させたい」というご相談をいただきます。もちろん、困りごとが少なくなることはとても大切です。しかし、「苦手をなくすこと」よりも、「得意なことを伸ばしていく中で苦手にも少しずつ慣れていく」という発想の方が、本人の自信や意欲につながりやすいのです。

たとえば、「文章を読むのが苦手」なお子さんでも、「音で聞くことは得意」ならば、読み聞かせを通じて言葉の世界に触れることができます。「人と話すのが苦手」なお子さんでも、「絵で気持ちを表現することは得意」ならば、絵日記などから感情を伝える練習をすることもできます。

苦手ばかりに目を向けてしまうと、お子さん自身も「自分はダメなんだ」と感じてしまいがちです。「好きなこと・得意なこと」に目を向け、そこから学びにつなげていく工夫が、長い目で見ると大きな成果につながります。

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家庭でできるトレーニングの基本

家庭でのトレーニングは、あくまで「楽しく」「毎日の中に自然に取り入れること」がポイントです。特別な教材や高価な道具がなくても、生活の中にちょっとした工夫を加えるだけで、立派なトレーニングになります。

まず大切なのは、「失敗しても大丈夫」という安心感をお子さんに持たせることです。苦手なことにチャレンジするのは、大人でも勇気がいります。叱ったり比べたりするのではなく、「今日はここまでできたね」と一緒に喜ぶ姿勢が、次の挑戦につながります。

また、集中力や体力に合わせて時間を調整することも大切です。短時間でも、継続することで効果が現れることがたくさんあります。「毎日10分だけやってみる」など、無理なく続けられる工夫を意識しましょう。

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実際に取り入れやすいトレーニング例

例えば、「言葉のやりとりが苦手」なお子さんに対しては、絵カードを使って感情を表す練習をしたり、親子での会話の中で「こういうとき、どう答える?」とロールプレイをしたりするのもおすすめです。

「手先が不器用」なお子さんには、お箸やピンセットでビーズをつかむ遊びを通じて、手の動きを楽しみながらトレーニングする方法もあります。工作やお絵描き、折り紙なども、楽しみながら指先の感覚を育てるにはぴったりです。

「集中力が続かない」タイプのお子さんには、タイマーを使って短い時間だけ集中する練習から始めてみるのも効果的です。たとえば、「3分だけこのパズルをやってみよう」という形で、終わったらすぐに褒めて達成感を感じさせてあげましょう。

どのトレーニングも、成功体験を積み重ねることで「できた!」という気持ちを引き出すことが最も大切です。

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トレーニングを続けるために大切なこと

トレーニングを長く続けていくためには、保護者の方が「がんばりすぎない」ことも大切です。「今日はできなかったけれど、昨日より落ち着いていた」「昨日は遊んで終わったけど、笑顔が見られた」といったように、小さな変化や成長に目を向けていくことが、親子の関係にとってもプラスになります。

また、周囲の子どもと比べるのではなく、「この子にとってのベストは何か」を軸に考えることが、無理のない成長を支えるポイントになります。焦らず、日々の中で少しずつ、そして確実に前へ進んでいくことを意識してみてください。

保育園や幼稚園、学校の先生とも連携できると、よりスムーズな支援につながります。困った時には一人で抱え込まず、医療機関や支援センターに相談することも選択肢の一つです。

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まとめ

発達障害のあるお子さんにとって、苦手なことに取り組むことはとても大きな挑戦です。でも、家庭の中であたたかく見守りながらサポートすることで、その挑戦は少しずつ「自信」へと変わっていきます。

大切なのは、「今すぐできるようになること」ではなく、「一歩ずつ前に進むこと」。その歩みをそばで支える存在がいるだけで、子どもは安心して前を向けるようになります。

METKIDSクリニック新百合ヶ丘では、そんなお子さんと保護者の方の「最初の一歩」に寄り添うことを大切にしています。家庭でできることに加えて、医療や支援の力を上手に取り入れることで、もっと安心できる毎日をつくっていきましょう。

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🌱初診をご希望の方へ

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そんなお気持ちを大切に、METKIDSクリニック新百合ヶ丘では初診のご予約を受け付けています。
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