全ては子どもの幸せのために

*

電話でのお問合せ

*

メールでのお問合せ

MENU

*

ブログ

発達障害の子育て、夫や親族と意見が合わないときの対処法

2025.04.27

こんにちは!埼玉県新百合ヶ丘にあるMETKIDSクリニック新百合ヶ丘です。今回は、「発達障害の子育て、夫や親族と意見が合わないときの対処法」についてお話をしていきます。

発達障害のお子さんの育児では、親としての想いや方針に加え、夫や親族など周囲の大人の意見が重なり合うことが少なくありません。ときには、意見の違いによって悩んだり、孤独感を抱えたりする保護者の方も多くいらっしゃいます。この記事では、そんなときにどのように対処していけばよいのか、家庭の中でのコミュニケーションの取り方や心の持ち方について、分かりやすくお伝えしていきます。

目次

  1. 発達障害の理解がバラバラなのは自然なこと
  2. 「正解のない子育て」に立ちはだかる壁
  3. 意見が食い違うとき、まず大切にすべきこと
  4. 夫と意見が合わないときのステップ
  5. 親や義親と意見が合わないときの工夫
  6. 心が折れそうなときの考え方
  7. まとめ
  8. 🌱初診をご希望の方へ

.

発達障害の理解がバラバラなのは自然なこと

発達障害という言葉が広く知られるようになったとはいえ、その理解の深さや解釈は人それぞれです。育ってきた環境や時代背景、情報源によって、子どもの行動に対する見方が大きく異なるのは当然のことです。

たとえば、「うちの子は他の子と違って当たり前」「少し個性的なだけだよ」と受け止める方もいれば、「もっと厳しくしつけないと」「親の育て方が甘いのでは」と感じる方もいます。夫婦間でも意見が割れ、祖父母世代とのギャップはさらに大きいかもしれません。

このように、発達障害の理解が一致しないこと自体を「問題」と捉えるのではなく、「当然起こりうる前提」として受け止めることが、まずは心を穏やかに保つ第一歩となります。

.

「正解のない子育て」に立ちはだかる壁

発達障害のある子どもの育児には「こうすればうまくいく」という明確な正解がありません。一人ひとりの特性が異なるからこそ、その子に合った関わり方を模索していく必要があります。

しかし、この“正解のなさ”こそが、家族間の意見の衝突を招く原因にもなります。「私はこう思う」「いや、こうするべきだ」と、それぞれが子どもを思っているからこそ意見が食い違うのです。

だからこそ、誰かが一方的に正しいわけではないことを、家族の全員が意識できるような対話を目指すことが大切です。

.

意見が食い違うとき、まず大切にすべきこと

意見が違うとき、多くの方は「どうすれば相手を納得させられるか」と考えてしまいがちですが、まず大切なのは「お互いに違う立場にいることを認める」ことです。

相手が自分とは違う価値観を持っていても、それを否定せず、背景を理解しようとする姿勢が大切です。特に夫婦間では、感情的になってしまうと、いつの間にか“どちらが正しいか”の言い争いになってしまいがちです。

まずは、相手が何を大切にしているのか、どんな気持ちでその意見を持っているのかを丁寧に聞いてみましょう。そして、自分の思いや考えも、「責める」のではなく「共有する」姿勢で伝えることで、対話が前向きになります。

.

夫と意見が合わないときのステップ

夫婦での考え方の違いがあるときは、次のようなステップで対応してみるとよいでしょう。

まずは、お互いの意見を出し合う時間を持ちましょう。忙しい日常の中では、話すタイミングを逃してしまうこともありますが、子どものための話し合いとして意識的に時間を取ることが大切です。

その上で、子どもにとっての「最善」がどこにあるのかを一緒に考えていくことがポイントです。「私とあなた」ではなく「私たち対課題」という意識で取り組むことで、共通のゴールを見つけやすくなります。

また、「いきなり全部を変えよう」とするのではなく、「まずはできることから試してみよう」と小さな合意点を見つけていく姿勢が、夫婦関係を穏やかに保つコツです。

.

親や義親と意見が合わないときの工夫

祖父母世代との価値観の違いは、時代背景や育児観の差によって大きく出やすい部分です。「昔はこうだった」「あなたもこうやって育った」と言われると、否定されたような気持ちになることもあるかもしれません。

そのようなときは、すぐに反論せず、まずは相手の気持ちを受け止めることが大切です。「心配してくれてありがとう」「気にかけてくれて嬉しい」と前置きしながら、自分の考えや、医師・専門家の助言などを根拠にして丁寧に説明すると、理解を得られやすくなります。

また、あえてすべてを共有せず、「必要なときだけ説明する」「特定のことは夫から伝えてもらう」といった工夫も、家庭の平和を保つ方法のひとつです。

.

心が折れそうなときの考え方

子育ての方向性で意見が合わない状況が続くと、「自分ばかりが孤立している」と感じてしまうこともあるかもしれません。でも、そんなときこそ一人で抱え込まず、外のサポートを頼ることが大切です。

同じ悩みをもつ保護者の会や、相談に乗ってくれる専門機関、かかりつけのクリニックなどを上手に利用して、自分の気持ちを整理する場を確保しましょう。意見が違う人に無理にわかってもらおうとするのではなく、まずは自分が安心して話せる場所を見つけることが、前向きな関係を築く支えになります。

.

まとめ

発達障害のあるお子さんの育児は、家族の意見が一致しないことで悩むこともありますが、そこには「みんな子どもを思っている」という共通の願いがあるはずです。意見の違いは「分断」ではなく「多様性」として捉え、対話の糸口を丁寧に探していくことで、より良い家族の形をつくることができます。

無理に理解を押しつけるのではなく、「違いがあっても一緒に育てていける」関係を目指してみてください。そして、自分ひとりで抱え込まず、誰かに相談することも、立派な対処法のひとつです。

.

🌱初診をご希望の方へ

「少し相談してみたい」「うちの子もしかして…?」
そんなお気持ちを大切に、METKIDSクリニック新百合ヶ丘では初診のご予約を受け付けています。
下記のフォームから、いつでもお気軽にお申し込みください。

👉ご相談は こちらから!
https://forms.gle/NJpiG8jPzEEK9MPSA

お電話でのお問合せ

*

044-400-7766

受付時間:
平日(祝日を除く)10:00~16:00

メールでのお問合せ

*

メールフォーム

24時間365日 受け付けています