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“本人は気づいていない”感覚過敏のサインと家庭でできる対応

2025.05.08

発見 虫眼鏡 男の子

こんにちは!神奈川県新百合ヶ丘にあるMETKIDSクリニック新百合ヶ丘です。今回は、「“本人は気づいていない”感覚過敏のサインと家庭でできる対応」についてお話をしていきます。

子どもが「くつ下が気持ち悪い」「教室がまぶしくてつらい」といったことを訴えることがあります。それが一時的なものでなく、日常生活に影響を与えているとしたら、「感覚過敏」の可能性があります。本人が自覚していない場合でも、周囲の気づきとサポートが大きな支えになります。今回は、そんな“感覚過敏”について、家庭でできる対応までくわしく解説していきます。

目次

  • 感覚過敏とは?日常の中にあるサイン
  • 子どもが“気づいていない”という特徴
  • 感覚の種類によって違う困りごと
  • 家庭でできる配慮と関わり方
  • 医療機関に相談するタイミングとは?
  • 最後に
  • 🌱初診をご希望の方へ

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感覚過敏とは?日常の中にあるサイン

感覚過敏とは、音、光、におい、触れた感触など、五感に対する反応が非常に強く出てしまう状態を指します。たとえば、わずかな音でも「うるさい」と感じたり、洋服のタグが肌に当たるだけで「着られない」と強く嫌がる子がいます。こうした行動は、わがままや気まぐれではなく、感覚の処理に関する脳の働き方に個性があるから起こっているのです。

一見しただけではわからないため、周囲からは「こだわりが強い」「落ち着きがない」と誤解されやすいのも特徴です。

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子どもが“気づいていない”という特徴

実は、多くの子どもたちは自分が感覚に過敏であることを自覚していません。「音が怖い」「触られるとイヤ」という感覚そのものが“自分にとっての普通”なので、他の人との違いに気づくことが難しいのです。

そのため、苦手な刺激から逃げようとする行動(大声を出す、その場を離れる、泣き出すなど)を「癇癪」や「問題行動」と受け取られがちです。しかし、それは本人が過剰な刺激に反応して、無意識に自分を守ろうとしている行動でもあります。

このような行動が繰り返されると、周囲とのトラブルが増えたり、本人の自己肯定感が低下するリスクもあります。まずは「この子は感じ方がとても繊細なのかもしれない」と、視点を変えてみることが大切です。

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感覚の種類によって違う困りごと

感覚過敏と一言で言っても、その種類はさまざまです。たとえば、音に過敏な子は掃除機の音やチャイム、教室のざわめきなどでパニックになりやすく、聴覚過敏の可能性が考えられます。視覚に敏感な子は蛍光灯の光がまぶしくて落ち着かなかったり、人混みで頭が痛くなったりすることもあります。

触覚の過敏さを持つ子は、洋服の素材やタグ、くつ下のゴムが気になって集中できないことがありますし、味覚過敏では、特定の食べ物の食感やにおいが苦手で偏食が強くなる場合もあります。

こうした過敏さは、学校生活や集団行動でのストレスにつながりやすいため、早めに気づいて対応していくことが重要です。

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家庭でできる配慮と関わり方

感覚過敏のあるお子さんにとって、家庭は安心できる場所であることがとても大切です。そのためには、まず親御さんが「何に対してつらさを感じているのか?」という視点を持ち、観察してみることから始めてください。

たとえば、特定の洋服を嫌がるときには、素材を変えてみたり、タグを切ってみるだけでもストレスが軽減されることがあります。また、音に敏感な場合は、騒がしい場所ではイヤーマフや耳栓を活用するのも有効です。

何より大切なのは、「嫌がることには理由がある」という前提で接することです。「どうしてできないの?」ではなく、「どんな工夫をすれば楽になるかな?」という気持ちで関わると、お子さんの安心感につながります。

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医療機関に相談するタイミングとは?

「ちょっと気になるけど、相談するほどではないかも」と感じる方も多いかもしれません。しかし、お子さんの行動が日常生活や学校生活に影響を与えているようなら、一度医療機関に相談してみることをおすすめします。

METKIDSクリニック新百合ヶ丘では、発達や感覚の特性を理解した上で、お子さんに合った対応方法を一緒に考えていきます。「診断を受けるかどうか」だけが目的ではなく、お子さんにとっての“過ごしやすさ”を見つけていくための場所として、安心してご相談いただけます。

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最後に

感覚過敏は、外からは見えにくく、本人も気づきにくい困りごとの一つです。でも、周囲が理解し、対応を工夫することで、お子さんは安心して日常を過ごせるようになります。

「ちょっと気になる」「もしかしてうちの子も…?」と感じたら、まずは身近なところから一歩踏み出してみてください。お子さんの“困りごと”は“才能”の裏返しであることも少なくありません。私たちと一緒に、その子らしく輝ける道を見つけていきましょう。

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🌱初診をご希望の方へ

「少し相談してみたい」「うちの子もしかして…?」
そんなお気持ちを大切に、METKIDSクリニック新百合ヶ丘では初診のご予約を受け付けています。
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