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“障害を認めたくない”と思う親の心に寄り添うブログ

2025.05.24

こんにちは!神奈川県新百合ヶ丘にあるMETKIDSクリニック新百合ヶ丘です。今回は、「“障害を認めたくない”と思う親の心に寄り添うブログ」についてお話をしていきます。

お子さんの発達や行動に気になる点があったとしても、「うちの子に限ってそんなはずはない」と思う気持ちは、決して不自然なものではありません。親として、愛するわが子を「障害」と結びつけたくない。そう感じるのは、とても人間らしく、ごく自然な反応です。今回は、そのような気持ちを抱える親御さんに向けて、少しでも心が軽くなるようなお話をお届けします。

目次

  1. なぜ「認めたくない」と思うのか
  2. 感情にフタをしないことの大切さ
  3. 「ラベル」を貼ることへの抵抗感
  4. 子どもを見る「もうひとつの視点」
  5. 支援のスタートは「否定しない」ことから
  6. 親だからこそできること
  7. 最後に
  8. 🌱初診をご希望の方へ

なぜ「認めたくない」と思うのか

お子さんに関して「発達障害の可能性がある」と言われたとき、多くの親御さんが最初に感じるのは「ショック」や「戸惑い」です。それは、これまで思い描いていた子育ての未来や、我が子への期待が大きく揺らぐ瞬間だからです。「健やかに育ってほしい」「友達と仲良く過ごしてほしい」という思いが強ければ強いほど、「障害」という言葉に抵抗感を覚えるのは当然のことです。

また、「障害=一生の制限」といった誤解や社会的な偏見が、親御さんの気持ちをより複雑にしています。知らず知らずのうちに、「うちの子に障害があるはずがない」「診断されたら終わりだ」と思ってしまうのです。

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感情にフタをしないことの大切さ

「認めたくない」という思いは、子どもを大切に思うからこそ生まれる感情です。そのため、無理に打ち消そうとせず、「そんなふうに感じてしまう自分」も受け入れることが大切です。

親が自分の感情にフタをしてしまうと、結果的に子どもへの接し方が硬くなったり、必要な支援を遠ざけてしまったりすることもあります。まずは「私は今、こう感じているんだな」と気づくこと。そして、その感情を誰かに話すだけでも、心の負担は少しずつ軽くなっていきます。

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「ラベル」を貼ることへの抵抗感

「発達障害」という診断名に、ある種の“ラベル”を貼るような印象を持つ方も少なくありません。そのラベルが、わが子の将来を縛ってしまうのではないか、社会からネガティブな目で見られるのではないかという不安は、多くの親御さんが感じることです。

しかし、診断とはラベルではなく、その子に合ったサポートを受けるための「入り口」に過ぎません。名前をつけることで、適切な支援機関につながりやすくなり、学校や地域の理解を得る助けにもなります。決して“制限”ではなく、“可能性を広げる手段”と考えてみてください。

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子どもを見る「もうひとつの視点」

「発達障害がある=できないことが多い」という印象は根強いですが、実際には「得意なこと」「興味が強いこと」がはっきりしている子も多くいます。視点を変えてみると、周囲とは違う行動や感覚が、その子の“個性”であることに気づく場面も増えていくでしょう。

また、発達に特性がある子どもたちは、決して「劣っている」わけではありません。社会の枠組みに合わせるのが難しいだけで、その枠組みが変われば、輝く場所はたくさんあります。

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支援のスタートは「否定しない」ことから

発達の特性に気づいたとき、最初にできることは、「その子の姿を否定しない」ことです。「できないこと」に目を向けるのではなく、「どうすれば過ごしやすくなるか」を考えることが、支援の第一歩です。

早い段階で支援に入ることで、子ども自身も「困っていること」を整理できたり、家庭や学校生活がスムーズに進んだりする可能性が高くなります。「認める」ということは、「あきらめる」ことではなく、「一緒に向き合う準備を始める」ことなのです。

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親だからこそできること

どんなに周囲の理解があっても、子どもにとって一番の味方はやはり親です。だからこそ、親御さん自身が心を守ることも大切です。誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまうと、心が疲れ、余裕がなくなってしまいます。

「こんなふうに思ってしまってごめんね」と自分を責めるのではなく、「それだけ我が子を思っているんだ」と捉えてください。そして、必要なときには遠慮せず、専門家に頼ることも選択肢のひとつです。

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最後に

「障害を認めたくない」という思いは、決して悪いことではありません。その背景には、親としての深い愛情と葛藤が存在しています。だからこそ、まずはその感情を自分自身が理解し、受け入れること。そして、子どもにとっても、自分にとってもよりよい環境を整えていくことが大切です。

発達障害の診断は終わりではなく、理解と支援のスタートライン。METKIDSクリニック新百合ヶ丘は、そんな一歩を一緒に歩んでいく存在でありたいと願っています。

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🌱初診をご希望の方へ

「少し相談してみたい」「うちの子もしかして…?」
そんなお気持ちを大切に、METKIDSクリニック新百合ヶ丘では初診のご予約を受け付けています。
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