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【新百合ヶ丘の小児科医が解説】発達障害と診断される前に気づくべき5つのサイン

2025.07.15

こんにちは!神奈川県新百合ヶ丘にあるMETKIDSクリニック新百合ヶ丘です。今回は、「【新百合ヶ丘の小児科医が解説】発達障害と診断される前に気づくべき5つのサイン」についてお話をしていきます。

発達障害という言葉を耳にしたとき、多くの保護者の方が「うちの子も当てはまるかもしれない」と不安を感じることがあります。しかし、発達障害は病気ではなく、その子の“発達の特性”を表す言葉です。子ども一人ひとりに個性があるように、発達の進み方もさまざまです。ただ、日常の中で「なんとなく違和感がある」「育てにくさを感じる」といった小さな気づきは、早めの相談や支援につながる大切なサインでもあります。

今回は、METKIDSクリニック新百合ヶ丘の視点から、診断の前に気づける可能性のある5つの行動や傾向について、詳しくお伝えしていきます。

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目次

  • 言葉の発達が周囲と比べて遅れている
  • 他の子と目を合わせない、呼びかけに反応しない
  • 興味や遊び方が極端に偏っている
  • こだわりが強く、予定変更や環境の変化が苦手
  • 集団行動が苦手で、トラブルが起こりやすい
  • まとめ
  • 🌱初診をご希望の方へ

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言葉の発達が周囲と比べて遅れている

1歳半を過ぎても言葉があまり出てこない、あるいは、2歳を過ぎても単語だけで会話が成立しないというケースでは、言語の発達に課題がある可能性があります。ただし、言葉が遅いからといってすぐに発達障害とは限りません。耳の聞こえや環境要因など、さまざまな原因が考えられます。

しかし、他の子どもとの会話が成立しづらい、オウム返しのような言葉の使い方が目立つ、言葉ではなく泣く・物を投げるなどの行動で要求を伝えようとする場合は、言葉によるコミュニケーションに難しさを抱えているサインかもしれません。これらが重なる場合、早めに専門機関に相談することで適切な支援につながります。

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他の子と目を合わせない、呼びかけに反応しない

親が話しかけても目を合わせずにどこかを見つめていたり、何度も名前を呼んでも振り向かないといった行動は、周囲との関係性を築く力に課題がある可能性があります。特に1歳半〜2歳ごろに見られるこのような傾向は、コミュニケーション面の発達に関係する大事な指標です。

もちろん、遊びに夢中で聞こえなかったり、性格的におっとりしているお子さんもいますので、単発的な行動で決めつけることは避けるべきですが、こうした反応の薄さが繰り返し見られるようであれば、注意が必要です。保育園や幼稚園の先生から「呼んでも反応しないことが多い」と言われた場合も、家庭と園での様子を照らし合わせて、専門家に相談してみましょう。

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興味や遊び方が極端に偏っている

例えば、いつも同じおもちゃばかり並べて遊ぶ、興味の対象が非常に限定的で、他の遊びにはまったく興味を示さないといったケースでは、発達特性が影響していることがあります。積み木をずっと縦に並べ続ける、くるくる回るものを何時間も見続けているなど、一般的なごっこ遊びやルールのある遊びに入り込めない傾向もあります。

このような“遊びの偏り”は、好みの範疇とも捉えられますが、周囲との関わりを避け、ひとり遊びが極端に多い場合は、その背景に発達上の課題が隠れていることがあります。無理に型にはめるのではなく、「なぜそういった遊び方をしているのか」を理解しながら見守る姿勢が大切です。

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こだわりが強く、予定変更や環境の変化が苦手

毎日のルーティンを大切にし、急な予定変更や予想外の出来事に対して強く拒否反応を示す子もいます。お気に入りの道順を外れるだけで泣いてしまったり、服の素材や色にこだわりがあって着替えを嫌がる、特定の順序で物事をこなしたがるといった様子が見られる場合、それは“見えにくい困りごと”かもしれません。

こうしたこだわりの背景には、「不安になりやすい」「感覚が過敏」などの特性があることが多く、本人なりの安心材料としてルールを守っている可能性があります。親としては柔軟性を求めたくなりますが、まずは子どもの安心感を優先する関わりが効果的です。

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集団行動が苦手で、トラブルが起こりやすい

保育園や幼稚園に通うようになると、他の子との関わりの中で“集団行動がうまくできない”という悩みが目立ち始めることがあります。順番が待てない、指示が通らない、すぐに手が出てしまう、ひとりだけ別行動をとるといった行動が続くと、周囲から「しつけの問題」と誤解されやすく、保護者も戸惑ってしまいがちです。

こうした行動の裏には、「感情のコントロールが難しい」「言葉で気持ちを表現できない」など、発達面でのハードルが存在することもあります。集団になじめないことで自己肯定感が下がってしまう前に、子どもの特性を理解し、必要に応じた支援や関わり方を見つけていくことが大切です。

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まとめ

発達障害は診断名であり、その子のすべてを決めつけるものではありません。早期に気づくことで、子ども自身も家族も、よりスムーズな環境づくりや支援体制を整えることができます。「ちょっと気になる」「周りの子と違う気がする」と感じた時こそ、立ち止まってみるタイミングかもしれません。

METKIDSクリニック新百合ヶ丘では、そうした“ちいさな違和感”にも丁寧に向き合い、保護者の方と一緒に子どもの可能性を探っていくお手伝いをしています。

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🌱初診をご希望の方へ

「少し相談してみたい」「うちの子もしかして…?」
そんなお気持ちを大切に、METKIDSクリニック新百合ヶ丘では初診のご予約を受け付けています。
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