全ては子どもの幸せのために

*

電話でのお問合せ

*

メール相談

MENU

*

ブログ

「うちの子もそうかも…」と思ったら読む発達障害の初期対応ガイド|新百合ヶ丘編

2025.07.18

こんにちは!神奈川県新百合ヶ丘にあるMETKIDSクリニック新百合ヶ丘です。今回は、「『うちの子もそうかも…』と思ったら読む発達障害の初期対応ガイド|新百合ヶ丘編」についてお話をしていきます。

子どもの育ちを見守る中で、「他の子とちょっと違う?」「もしかして発達障害かもしれない」と感じる場面があるかもしれません。しかし、その気づきにどう向き合い、どんな一歩を踏み出せばよいのかは、多くの保護者にとって分かりにくいものです。このブログでは、小児科医の立場から“最初にすべきこと”をわかりやすく解説していきます。

.

目次

  • 最初に大切なのは「気のせいにしないこと」
  • よく見られる初期サインとは?
  • 家庭でできる観察と記録のポイント
  • 受診の前に知っておきたいこと
  • 新百合ヶ丘エリアでの支援の受け皿とつながり方
  • まとめ
  • 🌱初診をご希望の方へ

.

最初に大切なのは「気のせいにしないこと」

「発達障害かも」と思ったとき、最初に浮かぶ感情は不安かもしれません。しかし、それ以上に保護者の多くが抱えるのは、「うちの子に限って」「まだ様子を見た方がいいかも」といった“否認”や“迷い”です。

それはとても自然な反応です。ただし、ここで大切なのは、その違和感を“なかったこと”にしないということ。発達障害は早期発見・早期対応が何よりも重要であり、「気のせいかも」という視点よりも、「念のため確認しておこう」という姿勢が、子どもの今と未来を守る第一歩になります。

.

よく見られる初期サインとは?

発達障害の兆候は、お子さんの年齢や発達段階によってさまざまですが、特に乳幼児期から見られることが多いサインにはいくつか共通点があります。

たとえば、「呼びかけても反応が乏しい」「視線が合いにくい」「同じ遊びを繰り返す」「言葉の発達が遅い」「お友達との関わりが苦手」などが挙げられます。また、極端なこだわりや感覚の過敏さ(音や触覚への強い反応)も、気づきのきっかけになることがあります。

ただし、これらの特徴があるからといって必ずしも発達障害とは限りません。子どもの発達はとても幅が広く、一時的なものや環境によって変化するケースも多いため、総合的な視点で捉えることが大切です。

.

家庭でできる観察と記録のポイント

「この子、少し育てにくいかも」「何か引っかかる」と感じたとき、まずできるのは、日常の様子を丁寧に観察して記録することです。どんな場面で、どんな行動が見られるか、時間帯や状況なども含めて書き留めておくと、後の相談時にとても役立ちます。

たとえば、「おもちゃを並べるだけで遊ばない」「園では一言も話さない」「突然大きな声を出して泣く」といった出来事を、そのままの言葉でメモしておくことで、医師や専門職が特性を読み解く手がかりになります。

また、「他の子と比べてどうか」よりも、「その子自身の中でどんな困りごとが起きているか」に着目することが重要です。比較ではなく、その子の“変化”に注目してみてください。

.

受診の前に知っておきたいこと

いざ医療機関を受診しようと思っても、「どこに行けばいいのか分からない」「何を準備すればよいか不安」という声をよく耳にします。

まずは、発達に詳しい小児科や児童精神科を探すことが基本ですが、初期の相談は「かかりつけ小児科」でも十分可能です。METKIDSクリニック新百合ヶ丘でも、初めての相談はとても多く、「診断をつける場所」というより、「気づきを共有し、次の一歩を探す場所」として機能しています。

事前に保育園・幼稚園からの連絡帳や、家庭で記録したメモがあると、診察時にとても参考になります。お子さん自身がリラックスして話せるよう、普段の様子がわかる写真や動画を持参される保護者の方も増えています。

.

新百合ヶ丘エリアでの支援の受け皿とつながり方

新百合ヶ丘には、地域資源や支援機関が比較的充実しています。川崎市の発達相談センターや子育て支援センター、保育園・幼稚園に配置される巡回相談員など、自治体が行う支援制度も整いつつあります。

また、METKIDSクリニック新百合ヶ丘では、必要に応じて臨床心理士による発達検査や行動観察を行い、地域の保育・教育機関とも連携した支援体制を整えています。初期対応の中で最も大切なのは、「一人で悩まないこと」。周囲とのつながりが、子ども自身の安心と発達に大きく影響します。

「相談する=診断される」ではありません。あくまで“様子を見る”ことも立派な対応のひとつです。家庭の不安を受け止め、専門的な視点から伴走するのが、私たち小児科の役割だと考えています。

.

まとめ

発達障害の可能性を感じたとき、保護者の心にはさまざまな感情が押し寄せてきます。不安、否定、迷い。それでも大切なのは、その直感を否定せず、「少し気になったから相談してみよう」と一歩踏み出すことです。

発達の道のりは、子どもによって本当にさまざまです。答えがすぐに出るわけではありませんが、最初の小さな気づきを丁寧に拾い上げることで、将来への安心につながる道筋が見えてきます。

新百合ヶ丘という子育て世代が多く集まる地域だからこそ、私たちは「早めの気づきと対話」を大切にしています。どんな小さなことでも、どうぞ気軽にご相談ください。

.

🌱初診をご希望の方へ

「少し相談してみたい」「うちの子もしかして…?」
そんなお気持ちを大切に、METKIDSクリニック新百合ヶ丘では初診のご予約を受け付けています。
下記のフォームから、いつでもお気軽にお申し込みください。

👉ご相談は こちらから!
https://forms.gle/NJpiG8jPzEEK9MPSA

お電話でのお問合せ

*

044-400-7766

受付時間:
平日(祝日を除く)10:00~16:00

メールでのご相談

*

メールフォーム

24時間365日 受け付けています