うちの子だけ浮いてる?」集団生活で見えてくる発達障害のヒント|新百合ヶ丘の視点から
2025.07.23

こんにちは!神奈川県新百合ヶ丘にあるMETKIDSクリニック新百合ヶ丘です。今回は、「うちの子だけ浮いてる?」集団生活で見えてくる発達障害のヒント|新百合ヶ丘の視点から」についてお話をしていきます。
目次
- 集団生活で気づく「ちょっとした違和感」
- 発達障害とは?特徴とその多様性
- 新百合ヶ丘エリアの子育て事情と相談の現状
- 困っているのは「本人」かもしれない
- 家庭と園・学校のギャップにどう向き合う?
- 早期発見・早期対応の重要性
- まとめ
- 🌱初診をご希望の方へ
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集団生活で気づく「ちょっとした違和感」
幼稚園や保育園、小学校などで始まる「集団生活」。その中で、他の子どもたちと比べて「うちの子だけ浮いている気がする」と感じたことはありませんか?例えば、先生の話を聞いていない、順番が守れない、すぐに怒ってしまう、1人で遊びたがるなど、一つ一つは小さなことかもしれません。でも、繰り返しそのような行動が見られると、親御さんとしては「このままでいいのかな?」と不安になることもあるでしょう。
実は、こうした集団の中で目立ってしまう行動は、発達障害のサインであることもあります。特に、家庭ではそれほど気にならなかったことが、集団という新しい環境の中では目立ちやすくなるため、園や学校をきっかけに相談に来られるケースが増えています。
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発達障害とは?特徴とその多様性
発達障害は「自閉スペクトラム症(ASD)」「注意欠如・多動症(ADHD)」「学習障害(LD)」など、いくつかのタイプがあります。それぞれに異なる特徴があり、一人ひとりまったく異なる現れ方をします。たとえばASDでは、人とのやり取りが苦手であったり、こだわりが強い傾向があります。ADHDでは、落ち着きがなく注意がそれやすかったり、衝動的に行動してしまうことがあります。LDでは、知的な発達に大きな遅れはなくても、読み書きや計算などに極端な困難があることがあります。
重要なのは、「発達障害=できない子」では決してないということです。その子が持っている得意なこと、好きなことを活かしていける支援を行うことで、本人も周囲もより快適な環境を作ることができるのです。
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新百合ヶ丘エリアの子育て事情と相談の現状
私たちがクリニックを構える新百合ヶ丘エリアは、住宅地としても人気があり、教育熱心なご家庭も多く集まっています。その一方で、「周囲と同じように育てなきゃ」「他の子と違うと目立つかも」といった不安の声も聞かれます。
実際、当院には「園の先生に指摘されたけれど、どう受け止めればいいのかわからない」「子どもが集団に馴染めないようで心配」といったご相談が多数寄せられています。こうした不安に対して、私たちはまず「否定せず、正しく理解する」ことの大切さをお伝えしています。
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困っているのは「本人」かもしれない
大人が「ちょっと困ったな」と感じているとき、実は一番困っているのは子ども自身かもしれません。「何で自分はうまくいかないんだろう」「どうして怒られてばかりなんだろう」といった疑問や不満、孤独を感じている子も少なくありません。
子どもたちは、まだ自分の気持ちをうまく言葉にできません。そのため、行動として現れることが多いのです。だからこそ、大人がその「行動の背景」に目を向けてあげることが、支援の第一歩となります。単なる「わがまま」「しつけの問題」では片付けられない深い理由が隠れている場合があるのです。
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家庭と園・学校のギャップにどう向き合う?
「家ではそんな様子なかったのに」「学校でだけトラブルが起きる」――このように、家庭と集団生活での姿にギャップがあることも少なくありません。子どもは環境によって大きく行動が変わります。家庭では安心して過ごしていても、園や学校では緊張やストレスからうまく立ち振る舞えないこともあるのです。
そのため、園や学校の先生との情報共有は非常に重要です。先生からの報告を否定するのではなく、「そう感じられることがあったんですね」とまずは受け止めてみてください。そして、できれば連携を取りながら、子どもにとって何がストレスなのか、どのように関わればうまくいくのかを一緒に探っていく姿勢が求められます。
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早期発見・早期対応の重要性
発達障害の特性は、早くに気づくことで支援の幅が広がります。発見が早ければ、子ども自身が自己肯定感を保ちやすく、環境に応じた対応を学ぶことができます。これは、将来的な「二次的な困りごと」、たとえば不登校やいじめ、うつ状態などを防ぐ上でも非常に重要です。
新百合ヶ丘の地域でも、近年は早期にご相談に来られる方が増えており、地域全体で子どもを支える体制づくりが進みつつあります。当院では、医師や心理士、発達の専門家が連携し、保護者の方と一緒に「その子らしい育ち方」を支援しています。
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まとめ
「うちの子だけ浮いてる?」と感じることは、決して珍しいことではありません。でも、その小さな違和感が、子どもの発達を支える大切なヒントになることもあります。集団生活で見えてくる行動の背景を丁寧に見つめることで、子どもが本来持っている力を引き出すことができるかもしれません。
一人で悩まず、まずは相談してみることが、親子にとっての大きな一歩になります。METKIDSクリニック新百合ヶ丘では、そんなご家族の「気づき」を大切にしています。
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🌱初診をご希望の方へ
「少し相談してみたい」「うちの子もしかして…?」
そんなお気持ちを大切に、METKIDSクリニック新百合ヶ丘では初診のご予約を受け付けています。
下記のフォームから、いつでもお気軽にお申し込みください。
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