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発達障害の子どもがご飯を食べない…偏食の原因と対策

2025.04.10

こんにちは!埼玉県新百合ヶ丘にあるMETKIDSクリニック新百合ヶ丘です。今回は、「発達障害の子どもがご飯を食べない…偏食の原因と対策」についてお話をしていきます。

発達障害のある子どもは、特に食事に対して難しさを感じやすいことが多いです。ご飯を食べない、食べるものが限られている、食べ物の色や形に強いこだわりを持つことがあります。こうした偏食は、育てる親にとって大きな悩みとなりますが、これにはいくつかの理由と対策が考えられます。この記事では、その原因を深掘りし、親としてどう接していくべきかを考えます。

目次

  1. 発達障害と偏食の関係
  2. 偏食の原因とは?
  3. 偏食への具体的な対策方法
  4. 親ができるサポートとは?
  5. まとめ

1. 発達障害と偏食の関係

発達障害を持つ子どもは、感覚の処理に特異性があることが多く、視覚や味覚、触覚に過敏である場合があります。これが偏食の一因となることがあるのです。例えば、特定の食べ物の食感が嫌い、色が鮮やかすぎると感じる、匂いが強すぎて食べたくないなど、感覚の過剰な反応が食事に対する抵抗感を生むことがあります。さらに、食事の時間がストレスになり、食べること自体が嫌になってしまうこともあります。

2. 偏食の原因とは?

発達障害の子どもが偏食をする原因は、大きく分けて以下のようなものがあります。

  1. 感覚過敏
    発達障害を持つ子どもは、味覚、嗅覚、視覚、触覚に対する過敏反応が強く、特定の食材の食感や匂いを嫌がることがあります。たとえば、野菜のシャキシャキ感や、柔らかい食べ物に対して不快感を抱くことがあります。
  2. こだわりの強さ
    自閉症スペクトラム障害を持つ子どもに多い特徴として、「こだわり」があります。食べるものや食べる順番が決まっていて、それ以外のものを受け入れるのが難しいことがあります。特に、いつも決まった食事を食べていたり、特定の色や形にこだわりがあったりすると、新しい食べ物を拒絶することがあります。
  3. 発達の遅れ
    言語や認知の発達が遅れている場合、食事に関する指示を理解したり、他の家族の食べているものを模倣したりすることが難しいことがあります。このため、食事に対する関心や欲求が低くなることがあります。
  4. ストレスや不安
    新しい環境や食事の時間がストレスとなり、食べ物を拒絶することもあります。発達障害を持つ子どもは、日常生活の些細な変化でも不安を感じやすく、食事時間がその一つとなることがあります。

3. 偏食への具体的な対策方法

偏食を改善するためには、まずその原因を理解し、子どものペースに合わせた対策を取ることが大切です。以下の方法で、少しずつ改善を試みてください。

  1. 少しずつ新しい食材を取り入れる
    新しい食材をいきなり食卓に出すのは抵抗があるかもしれませんが、少しずつ取り入れてみましょう。初めは小さな量をお皿に入れ、子どもが触れたり匂いをかいだりできるようにします。拒絶された場合でも、無理に食べさせず、少しずつ慣れさせることが大切です。
  2. 食事の時間を楽しくする
    食事がストレスにならないよう、楽しい雰囲気を作ることも大切です。お子さんと一緒に食材を使って簡単な料理を作ったり、楽しい食器を使って食事を楽しく演出することが効果的です。
  3. 好きなものを多めに取り入れる
    完全に嫌いな食材を無理に食べさせるよりも、好きな食材をメインにし、徐々に他の食材を一緒に出す方法が効果的です。例えば、普段好んで食べるものに少しずつ新しい食材を混ぜてみるのも一つの方法です。
  4. 食事の時間を決める
    食事の時間を規則正しくすることで、食べることへの興味や食欲が湧くことがあります。例えば、毎日決まった時間に食事を取ることで、子どもは食事に対して予測がつき、食事の習慣がつきやすくなります。

4. 親ができるサポートとは?

親は子どもの食事において重要なサポート役です。子どもが偏食をする場合、まずは自分自身が焦らず、穏やかな気持ちで接することが大切です。

  1. 焦らずゆっくりと進める
    発達障害のある子どもは、変化に時間がかかる場合があります。無理に食べさせるのではなく、ゆっくりと子どものペースに合わせることが大切です。
  2. 一貫したルールを作る
    食事の時間や食材に関するルールを一貫して守ることが、子どもに安心感を与えることにつながります。決まった時間に食べることを習慣づけ、食事の内容もある程度予測できるようにすることで、子どもは安心して食事をすることができます。
  3. 相談をする
    偏食が続く場合や食事の時間がストレスになっている場合、専門の医師や栄養士に相談することも一つの方法です。専門家の意見を聞くことで、より適切なアドバイスや方法が得られます。

5. まとめ

発達障害を持つ子どもにおける偏食には、さまざまな原因がありますが、焦らずにゆっくりと対応していくことが大切です。感覚過敏やこだわり、発達の遅れ、そしてストレスが影響している場合が多いため、まずはその原因を理解し、少しずつ改善を目指していきましょう。子どものペースに合わせたサポートを行い、ポジティブな食事の時間を作ることが、偏食の改善に繋がります。

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