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発達障害の子どもにイライラしてしまう…親が楽になる考え方とは?

2025.04.12

こんにちは!埼玉県新百合ヶ丘にあるMETKIDSクリニック新百合ヶ丘です。今回は、「発達障害の子どもにイライラしてしまう…親が楽になる考え方とは?」についてお話をしていきます。日々頑張っている保護者の方が、少しでも心を軽くできるヒントになればと思います。

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子育てに“イライラ”はつきもの

発達障害のあるお子さまの子育てにおいて、「イライラしてはいけない」と思いながらも、つい感情が爆発してしまった…という経験はありませんか?本やSNSでは「寄り添って」「共感して」と書かれていても、実際には思い通りにいかないことばかりで、理想と現実のギャップに苦しんでいる方も多いと思います。

特性によっては、指示が通らなかったり、何度言っても同じことを繰り返したりすることがあります。周囲との違いに不安を感じたり、自分の関わり方に自信をなくしたりするのも無理はありません。でも、その“イライラ”には必ず理由があり、そして向き合い方を変えることで、少しずつ楽になることもできます。

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イライラの正体を知ることが第一歩

私たちが「イライラする」とき、それは“感情”が先にあるのではなく、実は“期待”とのズレが原因になっていることが多いのです。

「このくらいはわかってほしい」「何度も言ったのに、なぜできないの?」そんな期待が裏切られると、人はストレスを感じます。とくに発達障害のある子どもは、見た目には“ふつう”に見えてしまうため、「年齢相応のことができて当然」という思い込みが起きやすいのです。

けれど実際には、脳の発達や特性により、“できること”と“できないこと”の差がとても大きく現れるのが発達障害の特徴です。まずは「なぜイライラしてしまうのか」を自分なりに整理し、その原因に気づくことが、気持ちを軽くする第一歩になります。

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「この子はわざとやっているわけではない」と知ること

お子さまの行動が困ったものに見えるときでも、それは本人が“わざと”やっているわけではないことが多いです。発達障害には、「注意を切り替えるのが苦手」「刺激に敏感」「言葉の理解に時間がかかる」など、目に見えない困難さがあるため、大人の指示が通りにくいのは当然のこととも言えます。

つい「なんでそんなことするの!」と怒りたくなる場面でも、「この子なりの理由があるのかもしれない」「今はうまくできないだけかも」と捉え直すだけで、自分自身の心の余裕が変わってきます。

子どもは、親の言葉以上に“感情”を敏感に感じ取ります。親が自分を責めすぎていると、子どもも不安になったり、自己肯定感を下げてしまうこともあります。まずは、自分の気持ちを否定せず、「しんどいのは当然」「疲れてるからイライラしてる」と素直に受け止めるところから始めてみてください。

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期待のハードルを「その子に合わせる」

子どもに対する“期待”が大きすぎると、毎日の生活がとても苦しくなってしまいます。「できるようになってほしい」という気持ちはとても自然で大切ですが、それが「なんでできないの?」に変わってしまうと、子どもにも自分にもプレッシャーがかかってしまいます。

少し見方を変えて、「昨日より1回少なく声をかけられた」「前は5分で癇癪を起こしていたのが、今日は10分我慢できた」といった、“その子なりの成長”に目を向けてみるのはいかがでしょうか。

周囲と比べず、「この子のペースでいい」と思えるようになると、親自身の気持ちも安定し、子育てが少しずつ楽に感じられるようになってきます。

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自分の心と体を守ることも子育ての一部

発達障害のあるお子さまの子育ては、思った以上にエネルギーが必要です。親であるあなた自身が疲れていたり、気持ちが追いつめられていると、冷静に対応することも難しくなってしまいます。

だからこそ、自分の「限界」に気づくこと、自分のケアを後回しにしないことがとても大切です。短時間でも一人になれる時間をつくったり、家族や支援機関に頼ることも、立派な育児のひとつです。

「親なのにこんなふうに思ってしまうなんて」と自分を責める必要はありません。人に頼ること、弱音を吐くことは、子どもを想う気持ちの表れでもあります。

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気持ちを言葉にする場所があるだけで救われる

METKIDSクリニック新百合ヶ丘では、お子さまの診療だけでなく、保護者の方の悩みにも丁寧に耳を傾けることを大切にしています。「こういう時、どう関わればいい?」「自分が怒りすぎてしまう」といった声にも、専門的な視点から一緒に考えていきます。

誰かに気持ちを聞いてもらうだけで、安心したり、新しい視点に気づくこともあります。「親として頑張らなきゃ」と思う気持ちと同じくらい、「頑張らなくてもいい日があっていい」と思えるようになることも大切です。

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まとめ

発達障害のあるお子さまとの生活のなかで、「イライラしてしまう自分」に戸惑ったり、責めたりしてしまうことは決して珍しくありません。でも、その感情の背景には「この子のために」という思いがあることを忘れないでください。

「イライラしない」ことを目指すより、「どうすれば自分が少し楽になれるか」を考えることが、結果としてお子さまにとっても優しい関わりにつながります。まずは、一人で抱え込まず、必要なときには専門機関に頼ってみてください。私たちMETKIDSクリニック新百合ヶ丘は、そんな気持ちに寄り添う場所でありたいと願っています。

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