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発達障害児の身支度が遅い!朝の準備をスムーズにする工夫

2025.04.14

こんにちは!埼玉県新百合ヶ丘にあるMETKIDSクリニック新百合ヶ丘です。今回は、「発達障害児の身支度が遅い!朝の準備をスムーズにする工夫」についてお話をしていきます。毎朝のバタバタが少しでも軽くなるようなヒントをお届けできたらうれしいです。

目次

  1. 発達障害の子が“朝の支度”に時間がかかる理由
  2. 見通しを持てる“ルーティン化”の力
  3. 「何からすればいい?」をなくす視覚的サポート
  4. 忘れ物が多い・準備が進まない…そんなときの工夫
  5. “急かさない”ために親ができること
  6. 成功体験の積み重ねがやる気を生む
  7. まとめ
  8. 🌱初診をご希望の方へ

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発達障害の子が“朝の支度”に時間がかかる理由

発達障害のあるお子さんの中には、朝の身支度にとても時間がかかるという子が多く見られます。例えば、着替えることひとつ取っても、動作の順序がわからなくなったり、ボタンを留めるのに集中が途切れてしまったりと、様々なつまずきがあります。

また、「いま何をする時間か」を頭の中で整理することが苦手な子も少なくありません。時間の感覚が育っていないことや、注意が他のものに向きやすい特性によって、ひとつの行動に取りかかるまでに時間がかかることもしばしばです。加えて、朝は親も慌ただしい時間帯なので、気持ちが焦ってつい強い口調になってしまう…というご家庭も多いのではないでしょうか。

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見通しを持てる“ルーティン化”の力

毎朝の支度をスムーズにするうえで、とても効果的なのが“ルーティン化”です。毎日同じ順番で支度をすることで、子どもの中に自然と流れが身についてきます。たとえば、「起きたらトイレ」「そのあと着替え」「次に朝ごはん」といった流れを固定してしまうことで、子どもは「次に何をするか」がわかるようになり、気持ちが安定しやすくなります。

最初のうちは、途中で忘れてしまったり、別のことに気を取られたりするかもしれませんが、くり返すうちに「体で覚える」ようになる子もいます。急にできるようになるわけではないからこそ、焦らず根気よく関わることが大切です。

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「何からすればいい?」をなくす視覚的サポート

「着替えなさい」と言っても、そもそも“どの順番で”“どんな服を”着るのかがわからない子にとっては、それだけで大きなハードルになります。そんなときに有効なのが、視覚的なサポートです。

たとえば、「服を着る」「靴下をはく」「上着を着る」といった行動をイラストで並べたり、写真を貼ったチェックリストを作ったりすることで、「見てわかる」「順番を確認できる」状態にすることができます。言葉だけの指示が伝わりにくい子でも、“目で見て理解する”手段があることで、準備への取りかかりがスムーズになることがあります。

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忘れ物が多い・準備が進まない…そんなときの工夫

ランドセルに何を入れればいいか分からなかったり、そもそも持ち物の準備をすること自体が頭から抜けてしまったりする子も少なくありません。そんなときは、「やるべきことを思い出せる工夫」があると安心です。

たとえば、毎日使う持ち物を写真や文字でカードにして、玄関近くに貼っておく方法があります。「水筒」「ハンカチ」「連絡帳」といった項目が並んでいれば、自分で確認する習慣も身についていきます。声かけだけでなく、“自分で見て確認できる環境”を整えることが、朝の準備を進める力になります。

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“急かさない”ために親ができること

とはいえ、朝は時間との勝負。「早くして!」「またまだなの?」と、つい強く言いたくなることもありますよね。でも、急かされることで余計に焦ったり、パニックになったりしてしまう子も少なくありません。

そんなときは、時計の見える場所に「◯時までにここまで終わらせよう」と見通しをもたせたり、音のなるタイマーで「あと5分ね」と伝える方法もあります。あらかじめ“時間の区切り”を伝えることで、子どもも気持ちの切り替えがしやすくなります。

また、親の気持ちに余裕がある日は、子どもが好きなアイテムを準備に取り入れてあげるのも効果的です。お気に入りの靴下を選んでもらったり、タイマーを好きなキャラクターのものにしてみたり。ほんの少しの「楽しい」があるだけで、準備への気持ちが変わってくることもあります。

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成功体験の積み重ねがやる気を生む

どんなに時間がかかっても、最後まで自分でできたという経験は、子どもの自己肯定感につながります。「今日は全部できたね」「昨日より早く準備できたね」と、過程や努力を認めてあげることが、次の日の意欲につながります。

逆に、できなかった部分ばかりを指摘されると、「どうせ自分はできない」という気持ちが強くなってしまい、準備自体を拒否してしまうこともあります。うまくいかない日も、「がんばろうとしたね」と前向きな声かけをしてあげることで、安心できる朝の時間が少しずつ育っていきます。

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まとめ

発達障害のあるお子さんにとって、朝の準備はたくさんのハードルがつまった難しいタスクです。でも、その一つひとつに理由があり、ちょっとした工夫やサポートで、少しずつ“できる”に変えていくことができます。

焦らず、他の子と比べず、お子さんの特性やペースに寄り添ってあげることが、朝の支度を笑顔で迎える第一歩になります。METKIDSクリニック新百合ヶ丘では、そんな親子の毎日を一緒に考えるサポートを行っています。

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🌱初診をご希望の方へ

「少し相談してみたい」「うちの子もしかして…?」
そんなお気持ちを大切に、METKIDSクリニック新百合ヶ丘では初診のご予約を受け付けています。
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