発達障害の子どもの将来が不安…親が今できることとは?
2025.04.29

こんにちは!神奈川県新百合ヶ丘にあるMETKIDSクリニック新百合ヶ丘です。今回は、「発達障害の子どもの将来が不安…親が今できることとは?」についてお話をしていきます。
お子さんの未来を思い描いたとき、「このままで大丈夫かな」「自立して生きていけるだろうか」といった不安を感じたことのある保護者の方は少なくありません。特に、発達障害があると診断されたり、その特性が見られる場合、将来への心配はより大きくなるものです。でも、今できることを一歩ずつ積み重ねていくことで、不安を安心に変えていくことは十分に可能です。
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目次
- 発達障害の子どもに対する将来の不安とは?
- 今できること①:お子さんの特性を理解し受け入れる
- 今できること②:自己肯定感を育む接し方
- 今できること③:生活スキル・社会性を少しずつ育てる
- 今できること④:相談できる場所とつながる
- 将来への見通しをもつことが安心につながる
- 🌱初診をご希望の方へ
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発達障害の子どもに対する将来の不安とは?
発達障害のあるお子さんの保護者が感じやすい将来の不安には、いくつかのパターンがあります。たとえば、学校に通うことや友達関係がうまくいくか、就職やひとり暮らしができるのか、金銭管理ができるようになるかなど、年齢とともに不安の内容も変わっていきます。中には、「この子が将来困らないように、今のうちに完璧にしつけなければ」と焦ってしまう方もいます。しかし、焦りはお子さんにも伝わってしまい、親子でつらい思いをすることにもなりかねません。
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今できること①:お子さんの特性を理解し受け入れる
不安をやわらげる第一歩は、目の前のお子さんをよく観察し、理解しようとすることです。発達障害といっても、その特性や困りごとは一人ひとり異なります。集中力が続きにくい子もいれば、音や光に敏感な子、人との距離感がつかみにくい子もいます。そうした「苦手」に目を向けると同時に、「得意」や「好きなこと」にも目を向けることで、お子さんの特性が立体的に見えてきます。診断名にとらわれすぎず、「この子らしさ」を大切にすることが、支援の第一歩です。
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今できること②:自己肯定感を育む接し方
将来自立していくうえで、自分に自信を持てるかどうかはとても大きな鍵になります。そのためには、日々の声かけや関わりの中で、お子さんの努力や工夫に目を向け、「できたこと」にフォーカスするよう意識してみましょう。たとえ小さな成功でも、「がんばったね」「工夫したね」と具体的に伝えることで、お子さんの中に「自分にはできることがある」という実感が育っていきます。失敗したときも叱るのではなく、どうすればよかったかを一緒に考える姿勢が、子どもの安心感につながります。
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今できること③:生活スキル・社会性を少しずつ育てる
発達障害のあるお子さんは、一度にたくさんのことを覚えるのが苦手な場合があります。将来を見据えて「これも、あれも」と焦って詰め込むよりも、生活に必要なスキルや人との関わり方を、日常生活の中で少しずつ学べるような工夫が効果的です。たとえば、着替えやお金の使い方、公共の場でのマナーなどは、毎日の中で練習するチャンスがあります。また、きょうだいやお友達との遊びを通して、順番を守ることや相手の気持ちを考えることを学んでいく場面もあります。
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今できること④:相談できる場所とつながる
保護者の方が一人で悩みを抱え続けることは、とてもつらいことです。気持ちが疲れ切ってしまう前に、相談できる専門機関や支援先とつながっておくことが大切です。発達障害に関する相談窓口や病院、地域の支援センター、学校の特別支援コーディネーターなど、味方になってくれる人や場所がたくさんあります。もちろん、私たちMETKIDSクリニック新百合ヶ丘でも、発達に関する相談を受け付けています。「こんなこと聞いてもいいのかな?」と思うことでも、気軽にお話しください。
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将来への見通しをもつことが安心につながる
今の困りごとがずっと続くわけではありません。発達障害のある子どもたちの中には、得意なことを活かして社会で活躍している人も多くいます。周囲の理解やサポート、そして本人の努力が重なれば、苦手をカバーしながら豊かに生きていくことは十分可能です。大切なのは、「今、できること」を一つずつ丁寧に重ねていくこと。その積み重ねが、未来への安心と自信につながっていきます。
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🌱初診をご希望の方へ
「少し相談してみたい」「うちの子もしかして…?」
そんなお気持ちを大切に、METKIDSクリニック新百合ヶ丘では初診のご予約を受け付けています。
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