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“育てにくい”と感じたら…発達障害を知ることから始めよう

2025.05.02

こんにちは!神奈川県新百合ヶ丘にあるMETKIDSクリニック新百合ヶ丘です。今回は、「“育てにくい”と感じたら…発達障害を知ることから始めよう」についてお話をしていきます。

子育てをしていると、「なんでうちの子だけこんなに大変なんだろう」「他の子と違って育てにくい」と感じる瞬間があるかもしれません。その“違和感”こそが、発達障害の初期サインであることがあります。今回は、そんな子どもの行動の背景にあるかもしれない発達障害について、一緒に考えていきましょう。

目次

  • 「育てにくさ」とはどういうこと?
  • 発達障害の特徴とは
  • 親が感じる“違和感”の正体
  • 早期の気づきが子どもの未来を変える
  • 困っているのは子ども自身
  • 家庭でできるサポートのヒント
  • 周囲の理解が子どもを守る
  • 最後に
  • 🌱初診をご希望の方へ

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「育てにくさ」とはどういうこと?

「育てにくい」と感じる背景には、親子の性格の不一致や生活環境など様々な要因が絡み合っていることがあります。ただし、何をしても癇癪が収まらない、急な予定変更で極端に混乱する、人との距離感が掴めない、同じ失敗を何度も繰り返すといった場合、それは単なる個性ではなく「発達特性」による困難かもしれません。子どもの行動を責めたり、親が自分を責めたりする前に、まずはその背景にある可能性に目を向けることが大切です。

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発達障害の特徴とは

発達障害には主に自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害(LD)などがあります。これらの障害は“見た目ではわかりにくい”という点が特徴です。しかし実際には、集団行動が難しい、切り替えが苦手、こだわりが強い、じっとしていられないなど、日常の中でさまざまな困難を抱えています。それぞれの特性は子どもによって大きく異なるため、表面だけを見て判断するのではなく、行動の意味を理解しようとする姿勢が求められます。

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親が感じる“違和感”の正体

「どうしてこれができないの?」「なぜ何度言ってもわからないの?」と感じることが続いたとき、その背景にあるのが脳の特性です。たとえば、聴覚過敏があると少しの物音で集中が途切れてしまうことがありますし、ワーキングメモリが弱いと一度に複数の指示を処理するのが難しくなります。このように、大人にとっては「普通」に見えることが、子どもにとっては大きな負担であることもあります。違和感の正体を知ることで、見方が変わり、関わり方も変えていけるのです。

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早期の気づきが子どもの未来を変える

発達障害は、早期に気づき、適切なサポートを受けることで、子どもの可能性を大きく伸ばすことができます。逆に、適応を強いられるばかりで理解が得られない環境では、自己肯定感を失い、二次障害として不登校やうつ状態になることもあります。だからこそ、親が「もしかして」と気づいたときが、最初の一歩を踏み出すチャンスです。診断を受けることは“レッテル”ではなく、“サポートの入り口”と考えてほしいと思います。

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困っているのは子ども自身

多くの親御さんが「育てにくさ」を感じる一方で、実は最も困っているのは子ども自身です。周囲の期待に応えられず、叱られることが増えると、「どうせ自分なんて」と自己否定に陥りやすくなります。小さな成功体験を積ませてあげる、子どものペースに合わせて声かけするなど、子どもが「わかってもらえている」と感じられる関係性を築くことが、安定した心の土台をつくる鍵となります。

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家庭でできるサポートのヒント

家庭の中でできることは意外とたくさんあります。たとえば、スケジュールを見える形で伝えることや、切り替えが苦手な子にタイマーを活用することも有効です。また、子どもが安心できるルーティンを作る、刺激の少ない空間を整えるといった環境調整も効果的です。家庭は子どもにとって最も安心できる場所であるべきだからこそ、「できないこと」に注目するのではなく、「どうすればできるか」を一緒に考える姿勢が大切です。

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周囲の理解が子どもを守る

家庭だけで抱え込むのではなく、学校や地域、医療機関と連携しながら支えていくことが重要です。担任の先生に特性を共有し、支援の工夫をしてもらうことや、専門家に相談して家庭以外の場での対応を一緒に考えることもできます。「変わっている子」と見られるより、「こういう特性がある子なんだ」と理解してもらえることで、子どもは安心して社会と関われるようになります。親自身も一人で抱え込まず、必要なときには相談できる環境があることを忘れないでください。

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最後に

“育てにくさ”を感じたとき、それは親が悪いわけでも、子どもが悪いわけでもありません。まずは発達障害という視点から子どもを見つめ直すことで、新しい関わり方や可能性が見えてくることがあります。迷いや不安があるときは、どうか一人で抱え込まずにご相談ください。

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🌱初診をご希望の方へ

「少し相談してみたい」「うちの子もしかして…?」
そんなお気持ちを大切に、METKIDSクリニック新百合ヶ丘では初診のご予約を受け付けています。
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