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ゲーム依存症

ゲーム障害の概要

ゲーム障害とは、オンラインゲームやパソコン、スマートフォンなどのゲームに過度に依存することによって、日常生活に支障をきたす病気です。
この障害は、特に子どもに多く見られる症状であり、最近ではその問題が世界中で注目されています。

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ゲーム障害の診断基準

インターネットやスマートフォンの普及に伴い、ゲームへの依存が問題視されるようになりました。
2018年には、世界保健機関(WHO)の「ICD-11」(国際疾病分類第11版)において、ゲーム障害(Gaming Disorder)の診断基準が追加されました。以下の症状が12カ月以上続いた場合、ゲーム障害と診断されます。

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ゲームをプレイしたいという衝動を抑えることができない。
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日常生活よりもゲームを優先する。
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仕事や学業、健康に悪影響が出ても、ゲームを止められない。
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ゲームを続けることで、個人や家族、社会、学業、職業などに重大な問題が発生する。

特に幼少期には進行が早く、全ての症状に該当し重症である場合、より短い期間でゲーム障害とみなされることがあります。

ゲーム障害の原因

では、なぜゲーム障害が発生するのでしょうか?この障害には大きく分けて三つの要因が考えられます。

ゲーム自体の魅力

ゲームには達成感や成長、仲間とのつながりを感じられる非日常感など、依存しやすい要素が多く含まれています。
ゲームを始めるだけで、大きなモンスターを倒したり、格闘家になってチャンピオンを目指したりすることができ、平凡な日常から簡単に逃避できるのです。

映画やアニメも非日常を楽しむ手段ですが、ゲームでは自分が主人公となり、判断力やスキルによって結末が大きく変わります。
この要素が、ゲーム依存の一因と考えられています。

環境の影響

ゲーム機が子ども部屋に置かれていると、いつでも簡単にゲームができる状況が作られます。
特に両親が共働きの場合、子どもが家にいる時間が長くなり、ゲームに没頭するリスクが高まります。
こうした環境では、習慣的に長時間ゲームをすることが増え、その結果として依存に陥る可能性が高くなります。

また、スマートフォンの普及により、アプリゲームやソーシャルゲームは、時間つぶしとしていつでも、どこでも気軽に楽しめるようになりました。
PCゲームと比較して、スマートフォンゲームはより習慣化しやすく、依存性が高いとされています。

ドーパミンの作用

ドーパミンとは、脳内で快楽を制御する神経伝達物質です。ゲームはプレイヤーの脳を強く刺激し、興奮状態を引き起こすように設計されています。
その結果、脳は大量のドーパミンを分泌しますが、過剰な分泌が続くと、身体は取り込む量を制限しようとします。
このため、ドーパミンが不足していると感じるようになり、不安感が増すことになります。
こうした状況が続くと、脳は再びドーパミンを求め、ゲームに没頭するようになります。

このような負のスパイラルに陥ることで、依存状態に進展し、勉強に集中できなくなったり、感情的な不安定さを引き起こしたりすることがあります。

ゲーム障害と適切な対応

ゲーム障害の症状が出始めたら、早期の対応が必要です。症状が持続したり、学校や家庭での生活に支障が出ている場合は、専門家に相談することが重要です。
カウンセリングや治療によって、ゲーム依存から脱却できる可能性があります。

子どもが抱えるゲーム障害の影響を軽減するためには、まずは家庭環境やゲームの利用状況を見直し、適切なサポートを提供することが求められます。
環境の改善やストレスの軽減が、ゲーム依存を克服する助けとなるでしょう。

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